Acrobat 2020（永続版）の販売終了日とサポート終了日

Acrobat 2020（永続版）は2024年７月15日に販売終了し、2025年6月1日をもってサポート終了となります。

以下、販売終了日とサポート終了日となります。

販売終了日	サポート終了日
2024/07/15	2025/06/01

サポート切れのものを利用し続けるリスクについて

Adobe Acrobat 2020（永続版）の販売終了およびサポート終了により、使用継続のリスクが浮かび上がっています。Adobe Acrobat 2020（永続版）は、2025年6月1日をもってサポートが終了する予定ですが、サポートが終了すると、次のようなリスクが発生する可能性があります。

新たなセキュリティ脆弱性に対するパッチやアップデートが提供されなくなります。このため、システムが脆弱なままであり、悪意のある第三者による攻撃やデータ漏洩のリスクが高まります。

また、新しいオペレーティングシステムやアプリケーションとの互換性が損なわれる可能性があります。その結果、システムの安定性や機能性が低下し、業務効率に悪影響を及ぼすことが考えられます。

新しい機能や機能改善が提供されなくなり、これにより、Acrobat 2020（永続版）の機能が古くなり、機能が更新されず機能に不便さを感じてしまう原因になります。

このようなサポート切れのAcrobat 2020（永続版）を利用し続けることは、セキュリティリスクや互換性問題、機能性の制限などさまざまなリスクが存在します。

攻撃者の標的にされる

サポート切れの製品を使用し続けることには、重大なリスクが伴うことを理解し、それに備える必要があります。

サイバー攻撃や情報漏洩、データ破損などの可能性に備え、最新のセキュリティ機能が提供されるサブスクリプション版のAdobe Acrobatへの移行を検討することを強く推奨します。安全かつ安心なデジタル環境を確保するために、適切な対策を講じることが重要です。

次の項目では、サポート終了後におけるリスクとそれに対する対策について探っていきます。

サーバー攻撃（サーバー環境への不正侵入）

サポートが終了したソフトウェアは、セキュリティの脆弱性が見過ごされる可能性が高まります。これにより、不正にアクセスされる危険性が増すため、サーバー攻撃のリスクが高まります。定期的なセキュリティパッチやアップデートが提供されないため、サイバー攻撃への対応が難しくなります。

サポートが終了すると、新たなセキュリティアップデートは提供されません。しかし、可能な限り最新のセキュリティ対策を施すことが重要です。定期的にソフトウェアをチェックし、セキュリティホールが見つかった場合は対処する必要があります。

サーバー攻撃を未然に防ぐために、ネットワークセキュリティを強化することが重要です。サブスクリプション版のAdobe Acrobatを導入し、不正なアクセスを防ぎましょう。

脆弱性が特定される懸念

また、サポートが終了すると、新たに見つかるセキュリティ上の脆弱性に対する修正が行われなくなります。このため、悪意ある第三者によって脆弱性が特定され、それを悪用される危険性が高まります。ユーザー情報や機密データが流出する可能性があるため、慎重な対策が不可欠です。

古いバージョンのソフトウェアは、新しいファイルフォーマットや機能に対応していない場合があります。これは、他のユーザーとの共有時等に問題を引き起こす可能性があることを意味します。このような制約は、業務効率の低下やコミュニケーションの障害となる可能性があります。

情報漏洩の危険性

セキュリティの脆弱性によって情報漏洩のリスクが増す可能性があります。機密情報や個人情報が漏洩した場合、企業や個人に深刻な影響を及ぼす恐れがあります。

サポート終了後は、新たなセキュリティアップデートやパッチが提供されないため、セキュリティホールが見つかっても修正することができません。これにより、機密情報が第三者に漏洩する可能性が高まります。特に、ビジネス文書や個人情報を取り扱う場合は、セキュリティ対策を徹底することが重要です。

データ破損

データの保護やバックアップ機能に不具合が生じる可能性があります。不手際やシステムエラーにより、重要なデータが破損・喪失するリスクが高まります。定期的なバックアップやデータの保護に関するセキュリティ対策の実施が重要です。

セキュリティの問題や脆弱性が修正されないため、悪意ある攻撃者によるPDFファイルへの侵入や悪意のあるコードの埋め込みなどが起こる可能性があります。これにより、重要なデータが盗まれたり、悪用されたりする危険性が生じます。データの機密性や完全性を守るためにも、サポート終了製品の使用は避けるべきです。

ウイルス拡散

サービスが終了したバージョンを使用することはウイルスやセキュリティ脅威に対して、最新の保護を受けることができないというリスクをはらんでいます。ウイルスやマルウェアが進化する中、古いバージョンのAcrobatを使用することで、個人情報や機密文書が危険にさらされる可能性もあります。

社内や取引先にも影響を与えてしまう可能性

社内や取引先にも影響を与える可能性があります。新しいAcrobatの機能や互換性の向上に伴い、古いバージョンを使用することでファイルの互換性の問題や情報共有の困難さが生じるかもしれません。

サブスクのメリット

Adobe Acrobatのサブスクリプション版には、永続版と比較してさまざまなメリットがあります。例えば、サブスクリプション版では定期的なアップデートや新機能の追加が行われるため、常に最新の機能を利用することができます。また、セキュリティの向上やバグ修正など、常に安全かつ効率的な環境を維持することができます。

さらに、サブスクリプション版では、サポートが継続されるため、問題が発生した際に迅速かつ適切な対応を受けることができます。そのため、生産性を維持しながら安心してAdobe Acrobatを活用することができます。

常に最新機能が使える

常に最新の機能を利用できることで、より生産性が向上し、クオリティの高い作業が可能となります。

サブスクリプション版のAdobe Acrobatに移行することで、新たな機能や改善されたセキュリティ対策を常に受けられます。サポート終了後も安心して利用できる環境を整えるために、早めの移行を検討してみてください。

今後もオフィスワークやプロジェクト管理など、様々な場面でPDFファイルを扱う際には、安全かつ効率的に作業を行うためにも、最新のAdobe Acrobatを利用してください。セキュリティを重視し、常に最新の状態で作業を進めることが安全にサービスを使用することができるということになります。

テレワークやBCPにも有効

現代のビジネス環境では、テレワークや災害時の事業継続計画（BCP）がますます重要性を増しています。これらの状況下では、情報の迅速な共有や文書の管理が効率的に行われることが不可欠です。AcrobatのPDF形式は、さまざまなデバイスでの閲覧や共有が容易であり、業務の効率化に貢献しています。

また、最大2台までのPCで使用可能なため、会社と自宅のPC(テレワーク)どちらでも利用が可能です。災害やシステム障害時でも業務を継続できるBCP対策にも有効となります。

モバイル版アプリ

モバイルデバイスの普及により、モバイル版アプリの利用がますます一般化しています。Acrobatのモバイル版アプリは、外出先や出張先でも簡単にPDF文書の閲覧や編集が可能であり、業務効率の向上に貢献しています。

オンラインサービス

Acrobat 2020では、オンラインサービスが利用できません。ただし、サブスクリプションベースのAcrobat製品をご利用の場合には、ストレージアカウントとの連携やWEBブラウザ上での編集・共有・レビュー、電子サイン機能の利用が可能です。Acrobatを効率的に活用し、スムーズな作業をお楽しみいただくためには、サブスクリプション版のAdobe Acrobatが最適です。

ストレージアカウントの連携

Acrobat 2020ではストレージアカウントの連携は利用できないため、Acrobatを使用する際には、他の方法でファイルを保存や共有する必要があります。一方、サブスクリプション形式で提供されるAcrobatでは、ストレージアカウントとの連携が可能です。この連携により、より効率的にファイルの管理や共有が行えるため、ビジネス利用などで重要な機能となります。Acrobatを使用する際には、ストレージアカウントとの連携が可能なサブスクリプションプランを検討することで、業務効率の向上やスムーズなファイル共有が可能です。

レビューや電子契約をスマートに

Acrobatのサブスクリプションプランでは、PDF文書のレビューや共同作業をスムーズに行うための機能が充実しております。レビュワーとのコメントのやり取りや修正の追跡など、ビジネス上でも重要な機能がご利用いただけます。また、電子サイン機能を使用することで、大切な契約書や書類に安全かつ簡単に署名をすることができます。

管理面

管理コンソールを通じて、利用者のアクセスやライセンスの管理が容易に行えます。新たなユーザーの追加や既存ユーザーのライセンス更新などを一括して管理することが可能です。さらに、セキュリティ上の懸念に対処するために、アプリケーションのアップデートやパッチの適用も管理コンソールから効率的に行うことができます。これにより、セキュリティの脆弱性を素早く解決し、システムの安定性を確保することができます。

安全面

常に最新の製品と機能が使用でき、セキュリティ修正プログラムのアップデートが継続的に提供されます。そのため、常に安全な環境を維持することが可能となり、コンプライアンスも担保できます。

サポート

テクニカルサポートが追加費用なしでご利用いただけます。管理コンソールからチャットでのお問い合わせや、お電話、WEB会議等といったサポートを受けることが可能です。そのため、購入後も安心してご利用を継続いただけます。

まとめ

まとめとしては、Adobe Acrobat 2020の永続版のサポートが終了することで生じるリスクを考えると、最新のサブスクリプション版への切り替えは重要です。

セキュリティ面や機能面での安全性と効率性を確保するために、サブスクリプション版の利用を強くお勧めします。安心して最新の機能を活用し、ビジネスにおける生産性を向上させましょう。

購入はシステナで

Acrobatの購入に関してはadobeの最上位パートナーであるシステナがおすすめです。サブスクリプション版のAdobe Acrobatの導入時や導入後もシステナでサポートを行っております。

この、Acrobatのサブスクリプション版は、常に最新の機能やセキュリティ対策を受けられるため、ビジネスにおいて活用する価値が高いと言えます。

システナでは、お客様のビジネスニーズに合わせた適切なAcrobatのサブスクリプションプランを提案し、効果的な活用方法をサポートしています。

是非、Acrobatのサブスクリプション版を活用して、業務効率の向上と情報セキュリティの確保を行い業務を効率化していきましょう。